天神橋3丁目商店街にお祭り提灯を掲げました。
お祭り提灯は、大阪天満宮氏地に天神祭りの時に掲げられます。
単なる「照明」ではなく、てんじんさんに捧げる「献灯」になります。
そして、その提灯の文字は、各町ごとに異なります。
天神橋3丁目商店街の提灯は、北側は行書(ぎょうしょ)、南側は篆書(てんしょ)で
「恩輝(おんき)」と書かれています。
その意味は、「恵みの光」という意味で、唐代の詩集から引用されています。
※下記参照
唐代-鄭審(ていしん)
聖德周天壤,韶華滿帝畿。
九重承渙汗,千裏樹芳菲。
陝塞馀陰薄,關河舊色微。
發生和氣動,封植衆心歸。
春露條應弱,秋霜果定肥。
影移行子蓋,香撲使臣衣。
入徑迷馳道,分行接禁闱。
何當扈仙跸,攀折奉恩輝。
でもどうしてこんな難しい文字が書かれているかご存知ですか?
それは、商店街を訪れたお客さまが、店主に「この提灯の文字は?」と尋ねられてた時
「実はこの文字はこう読んで、こんな意味があるのです。」とコミュニケーションを
誘発する「おもてなし」の知恵のひとつなのです。